![]() 分類: プログラミングの話 日付: 2019年05月07日公開 今回はポケモンGOで感じたことで、個人的に書きたいと思った技術的と言うかプログラム的な話です。 ポケモンGOには色違いのポケモンというものが実装されています(されていないポケモンもいます)。そして、その色違いのポケモン捕獲やコンプリートを目指すプレイヤーが多くいます。 レイドで色違いが出たら、歓喜する人もいたりとか。 イベントではない通常時の色違いが実装されているポケモンの色違い確率は500分の1くらいと言われています。 なので、確率的にはかなり低いです。 ここで時々目にするのが、ポケモンGOは乱数に偏りがあるから、Aさんは何度も色違いが出るのに、自分(Bさんとします)は全然色違いが出ない。ナイアンテックの乱数の実装はダメダメとか言うものです。 これはBさんの主張は正しくないです。 コインが10回連続で表が出たら、次の1回の表の出る確率は10回も出ているから裏の出る確率が高いでしょうか? 正解は当然ながら次の1回の表の出る確率は50%です。 これの延長ですね。 もしAさんもBさんも、さらにはC, D...さん含め全員が(短い目で見て)同じように色違いが出るのなら、それは良い乱数による抽選を行っていないということになります。長い目で見ると結局はAさん、Bさんはじめ全員が同じくらいの確率で色違いは出るはずです。 ところで、ガイラルディアシリーズでも乱数は使っていますが、ここで実装上の仕様を一つ明かします。 こちらは以前も書いたことがあるのですが、敵で通常攻撃は大したことはないが、30%の確率で「3回受けると全滅する凶悪な全体攻撃」を行うような敵がいたとします。 この敵が4体出た場合、普通なら3体以上が全体攻撃をする確率は1万分の837で約8.4%です。 10回に1回弱はこの全体攻撃により全滅させられるとすると、運次第で全滅する理不尽な敵とプレイヤーが感じてしまう可能性があります。 運ゲーすぎるのも好きではないので、ここに関しては実装上の工夫により、30%の確率なら3度も全体攻撃を受けるようなことはほぼないようにしています。 また、最近のシリーズはレアモンスターが出ますが、こちらは600分の1の確率で出るとすると、出なかったら次の抽選は598分の1にするというような実装を行っています(数字は例えばで実際はそうではないです)。 天井制みたいなものですね。 ガイラルディアシリーズはオフラインゲームなので、このような調整を行っていますが、ポケモンGOは長期間遊ぶソーシャルゲームなので、ユーザにより短期的に見ると偏りが生じるような実装で、個人的には問題ないと思います。 追記:最初、AさんもBさんのみを比較対象として同じように色違いが出るなら良い乱数による抽選を行っていないと書いていました。 しかし、2人のみ見たら同じように色違いが出ることは十分考えられるので、もっと多数の人数を比較対象とするように修正しました。 アプリゲーム紹介 Mocoゲーム作成で比較的人気の無料ゲーム がちんこテニス&続編 を公開中です。Google Play 及び App Store でダウンロード可能です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ⇒ より最新のブログ ⇒ より以前のブログ
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