![]() 分類: アプリストアの話 日付: 2019年05月15日公開 アプリ配信でアップルへの独禁訴訟「可能」の件について思ったことです。 この記事では要するにAppStore以外からのアプリの配信ができないのを問題視しているようです(厳密にはある一定の要件を満たせば、配信できるのですが)。 これは確かにその通りで、AndroidならGoogle Play以外の他配信サービスや自社サーバーから配信したければ可能といえば可能です。 ただし、それがアプリ価格をつり上げているかと言えば、そうではないかもしれません。 そもそもアプリの価格は配信者側が決めており、手数料はAppStoreもGoogle Playも30%(または15%)です。 他の配信サービスがもっと安い手数料で配信可能な場合、配信者側の取り分を同じとする場合、もっと安くで提供できるのにと言うことを問題提起していることになりますが、一般的な開発者としてはAppStore以外の配信サービスができても、集客能力や信用度が段違いなので、結局はAppStore以外での公開はしないと思います。 これはAndroidでも同様で、Android初期の頃はGoogle Play以外にも配信サービスはあったのですが、現在はほとんどまともなのはないと思います(AmazonのKindle向け配信サービスは結構な規模ですが)。 それよりAppStore以外でも配信できるようになれば、AppStoreならリジェクトされるアプリが自由に配信できるなどのメリットが出てきます。今は禁止されている雑誌などのアイテムコードが使えるアプリも配信できるかもしれません。 緊急バージョンアップが必要な場合は、審査が通るまで自社サーバーで提供とかも可能になるかもしれません(これはダウンロード元によって、別アプリとみなされる可能性もありますが)。 もちろんユーザー側にもAppStore以外からは迂闊にダウンロードしないなどの意識が必要となりますが、開発者としてはメリットではあります。 また、「有料アプリの価格の下2桁が99セント」にそろっていることも問題視しているらしいですが、これは価格を開発者が自由に決められないので、どうしてもそうなりますね。 上記でアプリ価格は開発者が決めていると書きました。それと矛盾しているようですが、開発者が決められるのは何番目の価格にするかなので、自由に決められるようで決められないのが正確かもしれません。 ただ、アメリカはまだ良いと思います。日本ならその何番目の価格が為替によって変わることがありますから。 最後に「今後はアプリ配信を手掛けるネット大手に対する同様の訴訟が広がる可能性がある」とあったのですが、これはGoogle Playのことを指しているのですかね? 確かに、Google PlayもGoogle Playで配信しているアプリのアイテム課金は、Google Playのアプリ内課金システムを使う必要があるなど、それなりの規約はあります。 ただし、Androidに関しては、前述したようにGoogle Play以外も利用可能なので、AppStoreと同様に訴訟というのは少し難しい気もします。 アプリゲーム紹介 Mocoゲーム作成で比較的人気の無料ゲーム 成金大作戦 を公開中です。Google Play 及び App Store でダウンロード可能です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ⇒ より最新のブログ ⇒ より以前のブログ
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