![]() 分類: 開発情報 日付: 2024年11月12日公開 将棋などのAIは、着手可能な全パターンを(複数手先まで)調べて良い局面になっているものを着手として採用します。 成金大作戦究極版でも同様に全パターンを調べればと思うかもしれませんし、自分も思ったことはありました。 しかしこれがなかなか難しいです。 というのも、全パターンと言うのが非常に多くなってしまうからです。 以下は簡単に計算してみたものです。 1.簡単のためにユニットの動きのみ調べます。 2. 最もユニットが多くなった時でのAI思考時間が大事なので、30ユニットあるとします(大きめマップだと30ユニット以上は余裕であり得る)。 3. 各ユニットは空軍なら攻撃の有無、方向なども考慮すると最大100パターンくらい動けることもザラです。ただし、簡単のために1ユニットあたり平均6パターン調べるものとします。 4.ユニットの動く順番も重要ですが、簡単のために動く順番は固定とします。 上記の場合で考えられるパターンの総数は、6の30乗になります。計算結果は以下のとおりです。 221073919720733357899776≒2200垓 (1垓=1000京) そして、今普通に売られているPCの処理能力が1秒間に約5000億回です。この処理1回の時間ではユニットの移動処理及び局面を評価するのには全く足りませんが、とりあえずこれで可能とします。 すると、前述の全パターンを調べるのにかかる時間は、44000000(4400万)秒かかります。 条件をかなり単純化してなので、これはかかりすぎですね。 とにかくユニットが増えれば増えるほど、マップが大きくなれば大きくなるほど指数関数的に時間がかかってしまいます。 なので、かなりの工夫をしないと全パターン網羅は難しいですね。 今はAIは人間的な思考で動いています。どのユニットから動かすのが効率が良さそうか、拠点や敵のユニットの分布状況を考慮すると、どこに動かすのが良いかなどです。 これは、どうしても人間よりは劣ってしまいますね… アプリゲーム紹介 Mocoゲーム作成で比較的人気の無料ゲーム がちんこラグビー を公開中です。Google Play 及び App Store でダウンロード可能です。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ⇒ より最新のブログ ⇒ より以前のブログ
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